【今日の動画とは】
トップページでランダムに表示される動画の中から良さげなものをピックアップして話を広げてみようというコーナーです。
今日の動画はクラハシコウ の『モロ』 (掛川花鳥園) 2018年8月5日です。
静岡県にある掛川花鳥園には「オオハシとトキの水辺」というエリアがあるのですが、その中でひときわ強い存在感を放っている鳥がクラハシコウの『モロ』です。
クラハシコウはコウノトリの仲間で、名前の由来は馬の鞍(クラ)のようなものが嘴(ハシ)にある鵠(コウ)という意味からきています。
このクラハシコウですが、日本ではここ掛川花鳥園と、宮崎県にあるフェニックス自然動物園の2カ所でしか飼育されていません。
クラハシコウ (宮崎市フェニックス自然動物園) 2019年12月9日
なお、コウノトリの仲間で日本で飼育されている種としては他にはハゲコウ、トキコウ、ナベコウ、シュバシコウが挙げられます。
コウノトリは日本でも数カ所で保全活動が行なわれているため、その1種について知る機会は多いですが、動物園などで「コウノトリの仲間」を見ることでその共通項などを知り、比較をすることでコウノトリという種をより多角的に見ることが出来ます。
そうした広い視野を得ることも、動物園において多様な種を飼育展示する意義のひとつだと思います。
とても独特で美しい色彩を持つこの鳥のことも、もっと多くの人に知られて欲しいなと思います。
2020年9月2日 | snow
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