【今日の動画】インカアジサシ

【今日の動画とは】
トップページでランダムに表示される動画の中から良さげなものをピックアップして話を広げてみようというコーナーです。

今日の動画はインカアジサシ (日本平動物園) 2018年8月5日です。

インカアジサシという鳥をご存知でしょうか。
ナイスなおヒゲがとってもチャーミングなカモメ科の鳥です。
なんでこの子は名前にヒゲって付いてないんでしょうかね。不思議です。(※前回記事参照

国内の動物園でインカアジサシを見ようと思った場合にオススメの場所が、動画の撮影場所でもある日本平動物園の『フライングメガドーム』です。
『フライングメガドーム』は国内屈指の規模のフライングケージで、インカアジサシの他にもホオジロカンムリヅルショウジョウトキ、さらに離れた小島ではジェフロイクモザルが放し飼いにされています。
また、現在も開催中かはわかりませんが、ご飯の時間には間近でインカアジサシと接することが出来ます。

フライングメガドームでお魚のプレゼント (日本平動物園) 2018年8月5日

インカアジサシと同じ空間に入ることの出来る場所は他に伊豆シャボテン動物公園がありますが、後者は屋根の上に居ることが多くじっくり観察するのは難しいです。
近くで見られるという点で言えば上野動物園もオススメです。時期によっては可愛らしい雛の姿を見ることが出来ますよ。

インカアジサシ の雛 (上野動物園) 2018年7月7日

なおこのインカアジサシですが、アドベンチャーワールド海響館の2カ所ではペンギンたちと同居しています。なんで?

インカアジサシ (アドベンチャーワールド) 2020年1月18日

可能性としては生息環境の重なりが考えられますが、フンボルトペンギンとは割と近くとも南極圏のペンギンたちとはあんまり重ならないような気がしなくもなくもないような……岩壁や傾斜地に住まうという点で飼育環境的に相性が良いのかもしれませんね。
ちなみに海響館では「飛べないペンギンと飛ぶ鳥インカアジサシとの違いを見て欲しい」とのことで現地には骨格などの比較展示が行なわれています。

そう考えるとペンギンを鳥という視点から見る上でも重要な役割を果たしているように思います。

同じ動物を飼育展示していても、その組み合わせや放飼場の作り、掲示物などから全く別のアプローチで異なる魅力を伝えることが出来るのが動物園水族館の奥深さでもありますね。

2020年8月27日 | snow

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